スペック
BD22"X14"、
TT12"X8"、13"X9"、14"X10"、
FT16"X16"

 

78年ジャイアントステップシリーズ。

現在、Pearlドラムスに代表される、メイプル材を使用した初代のシリーズ。

メイプル6プライで、カバリングは、ホワイトマリンパールを

リカバリングして有ります。

 

サウンドは、これぞPearlといった感じの、決して野太くないが、

心地よい芯があり、硬すぎず、明るく伸びやかなサスティーンが特徴。

 

当時のラグには、中にバネが入っていて、チューニングボルトの入るネジ山が、

多少のネジの入る角度が斜めから入って来ても、角度が合うための設計だったのか、、、?


この年代のラグは、どのメーカーもラグにもこのバネが入っていることが多く、

これが、ショット時のクッション作用があり、音の柔らかさに繋がったり、

倍音にも、このスプリングの音が大なり小なり影響を与えているような気がします。。。


ラグも個人的には、

今現在の小さいラグを使用し、”シェルの響きをストレートに出す”的な意見ではなく、

シェルに携わる様々なパーツが、複雑に絡み合い、いろいろな倍音(ノイズ)が重なり、

独特のサウンドを構築していたような気がします。

 

Ludwigの400や402なんかに代表される、年代によるサウンドの変化、、。

こちらは、経年変化による違いや、金属の配合の違いによる為、、、

との諸説は、確かにあります。

個体差もバラツキももちろんあります、、、。

 

しかし、ある年代を境に、ラグ形状や、仕様は同じでも、

ラグの中からバネが消えています。

 

個人的には、この仕様の変化が、サウンドや叩き心地を明らかに変えている気がします。